我々の考える⼤義は、⼝腔内検診の促進により国⺠の健康維持及び各種病気への予防をはかるとともに、国家の医療費削減に貢献することです。
その⼤義を実現するために最初に取り組む「⻭科衛⽣⼠」に向けた学びの場の創出こそが、第⼀義的な取り組みとして動き出します。⻭科衛⽣⼠は絶対就労⼈数が少なく、定着率も悪いのが現実です。また、⻭科衛⽣⼠の国家資格取得者の割合は女性が圧倒的に多く、結婚、出産、育児などのライフスタイルの変化により復職されない⽅が多くおられます。
また、国内における多くの⻭科医院が個⼈事業主であり、⼈材の育成などのマネージメントノウハウにも乏しいことも、衛⽣⼠の定着率を向上させにくい性質を持っているとも考えています。 
それに加えて、歯科医療業界にはテクノロジーの進歩と、⻭科医療の研究の進歩、治療⽅法も様々なものが⽣み出され続けています。 
つまり、⻭科医や⻭科衛⽣⼠は前述のような課題により、国⺠（患者）は、本来受ける事の出来る恩恵を効果的に受けられにくくなっているのが現状なのではないでしょうか？
すなわち、⻭科医と⻭科衛⽣⼠、⻭科業界の学びの機会を作ることこそ、⻭科業界の未来に必要不可⽋なフェーズに来ていると感じ、この事業を推進していくことこそが、我々の果たす役割であると考えています。

⻑⾕川 悠⼦
⼀般社団法⼈国際⻭科医療協会 理事⻑